豊田工大Release
創意工夫で課題解決 ~工学スタートアップセミナー「イノベーションコンテスト」開催~(7/9)
2026.07.22

仲間とともに「アイデアと技術」をカタチに!
1年次前期の必修科目である「工学スタートアップセミナー」は、大学での学修や研究、生活のあり方について自ら考え、理解を深めるための授業です。
この一環として実施されるのが「イノベーションコンテスト」です。
学生は、これまで培ってきた「個人の力を伸ばす学び」から、これからの社会で求められる「チーム全体の能力を引き出す力」や「創造力」、「協働する力」へと、自らの意識をアップデートしていきます。本学ならではの学びを体現する「イノベーションコンテスト」は、これらを養うための実践の場となります。
本学独自の「初年次シェアハウス型入寮制」のもと、1年生は「久方寮」での学生生活を開始します。
この共同生活の単位である「コモン」ごとに、全16組がコンテストに臨みます。準備期間は、4月から7月初旬までの約3か月間。まずは日常の中にある問題点を発見することから始まります。アイデアを出し合い、解決策を模索。創意工夫を凝らしながら、チーム一丸となって「モノづくり」による解決に挑みます。
コンテスト当日には、アイデアの発想から試行錯誤の過程、そして完成品の紹介までをテンポよく、ユニークにまとめた「ショート動画」でプレゼンテーションを行います。
全チームの映像視聴後、1年生全員と指導教員が審査・投票を行い、最も得票数の多かった優勝チームを決定します。
<審査基準>
着眼点:問題設定に説得力がある
創意工夫:問題点を解決する方法に工夫が凝らされている
モノづくり:作製したものの質・完成度が高い
動画:着眼点・創意工夫のポイント・モノづくりの様子・完成作品の説明が分かりやすく表現されているか
料理中のプチストレスから着想を得た、I(アイ)コモンの「片手で切れるキッチンペーパーホルダー」が優勝
コンテストでは、CAD設計やプログラミングなどを駆使して製作されたコンパクトな食器乾燥機や、自動で開閉するカーテンなど、技術と工夫が詰まった作品が次々と披露され会場を沸かせました。
優勝に輝いたのは、「片手で切れるキッチンペーパーホルダー」を製作したIコモン。
調理中で手が濡れていても、摩擦力を応用して必要な分だけをスマートに片手で切り取れる構造を実現。次に使うときに端を引き出しやすいような形状にも工夫が光ります。
3D CADソフト「SolidWorks」で設計データを自作し、「トヨコウベース」の3Dプリンターを用いて精密に出力。単なるアイデアに留まらず、デジタル技術を駆使して実用性と衛生面を高めた、完成度の高い作品が評価されました。
優勝した学生からは、チーム全員で一丸となって作品を作り上げられた達成感とともに、製作の過程で他のコモンの学生からも温かい協力があったことへの感謝の気持ちが語られました。

トヨコウベースで構想を思い通りに実現

すべてが今後の人生をつくる、大切な経験!
審査を担当した教員からは、これからの社会で求められるのはIQのみでなく、チームで動いて全体の力を最大化できるEQ(Emotional Intelligence Quotient=心の知能指数)を持った人であること、また共同生活やグループワークでの様々な葛藤もすべて貴重な経験であることが語られました。そして、今回のモノづくりやトヨコウベースでの活発な活動、日々の寮生活で得た学びを糧にして、お互いに高め合っていける存在になってほしいという、学生たちの今後に向けた温かいメッセージが送られました。
