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【ユニークな講義】現代工学概論:本学修了生による前期最終講義が行われました

2026.07.19

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本学修士課程修了生である酒井 由紀子氏を迎え、前期最終講義が行われました

実学である「工学」を学ぶ本学では、産業界と密接に結びついた魅力的な授業を数多く展開しています。

その中の一つ、学部2年生を対象とした「現代工学概論」は、企業における先端開発テーマの紹介をはじめ、学生時代の学修のあり方、そして企業が求める人材像などについて、本学の卒業生や企業から第一線で活躍されている講師を招聘して生きた知見を学ぶ授業です。

学部2年次必修科目「現代工学概論」について
本学は2010年度より文部科学省の支援のもと「大学生の就業力育成支援事業」を展開し、「自立できる総合的基礎力を備えた研究者・技術者」の育成に力を注いでいます。「現代工学概論」は、その核として「学理と現代技術のつながりを把握する」ために、企業や卒業生の協力を得て、2012年から毎年開講しています。

今年度の前期を締めくくる最後の講義には、本学の修士課程修了生であり、現在は株式会社ニコンで活躍されている酒井 由紀子氏をお招きしました。

入学当初は学びたい専門分野を一つに絞り込めずにいたという酒井さん。しかし、機械システム・電子情報・物質工学の3分野を広く学んでから主専攻を決められる本学の環境が、現在の彼女の「光学設計者」としてのキャリアに活かされていると語られました。そして、学生時代に3分野を学ぶことにより、技術者としての強みとなる"素地"ができたと強調されました。

先端開発の現場と、学生時代に培うべき「原理・原則」

講義では、ニコンにおける最先端の光学ガラス開発やレンズ設計・製造・評価に至る一連の業務についてご紹介いただき、企業が求めるエンジニア像や、学生のうちに真剣に向き合うべき課題についてお話しいただきました。

酒井さんの主専攻は「物質工学」でしたが、幅広く学んだ"素地"があるからこそ、学生時代の専攻にこだわることなく、自身で図面を引くことや、プログラミングを組むことなど、さまざまな業務に携わることができるとお話しされました。

自分で「専門」という壁を作ってしまわず、バックグラウンドの違う方々と協働して、自分のフィールドを広げていけることが、現在の自身の大きな強みになっていると語ってくださいました。

酒井さんは現在、カタログにはない製品をお客様のオーダーに応じて作り上げる光学設計者として、日々創造性を発揮されています。その仕事の中で、足跡のない未知の領域へ進むときほど「原理・原則にのっとるしかない」という強いスタンスを持たれています。

「大学で身につけた原理・原則をいつでも使える状態にしておくことで、将来の可能性を大きく広げる」という先輩からのメッセージは、受講学生の学びへの原動力となったに違いありません。

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受講した学生たちの声

講義を受けた学部2年生からは、「今受けている授業や実験が、将来どのように社会の実装に結びつくのか具体的にイメージできた」「分野を横断して広く学ぶことが、将来ゼネラリストとしてもスペシャリストとしても強みになるというお話に勇気をもらった」といった声が聞かれました。

酒井さん、今回も素晴らしい講義をありがとうございました!

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「進むなら足跡のない方へ」の精神を胸に、未知のモノづくりへ挑み続ける先輩の姿は、学生たちの大きな道標

酒井さんのインタビュー記事「社会で実装される、豊田工業大学の学び」は大学案内パンフレットでご覧いただけます。そちらも是非ご覧ください。